喉の痛むなかを・・・

すっかり喉をやられてしまって唾を飲み込めないくらい痛い。頭も重いので微熱くらいあるのだろうが、大学の前期最後の授業なので頑張って出講する。まともに声も出ないのだが、舞台芸術が専門でよかったと思うのは、映像資料を学生に見せてなんとかしのげるからだ。本日選んだのは新国立劇場が2007年に開場10周年を記念して作った過去の公演のダイジェストDVD。オペラ、バレエ、ダンス、演劇とあるセクションの演劇をまずは全部見せる。新劇の歴史を紹介して、アングラの登場まで語ったので再び新劇に戻ってしまうが、新劇、鈴木忠志、ペーターシュタイン、韓国俳優が比較できるので「身体性」というテーマを軸にコメントしながら見せる。新劇が映画的にアップで捉えるべき身体性を持ったスタイルであることが学生にもつかめたようだ。演出もほとんどは戯曲世界の再現と整理に終わっていることも実感できたようだ。ダンスもちょっとだけ見せる。伊藤キムは見せたかった。リアクションペーパーでもやはりこれが「衝撃的」との声多し。さて、来週が前期試験。

 すぐに家へもどってかかりつけの医者に飛び込んで、喉の薬を出してもらう。これが効くようで夕方には喉の調子が良くなってくる。
 寝不足だったので昼寝。夕方は歯医者。毎年3月に定期的にチェックしてもらっているのだが、震災で今年は夏休み前にズレこんでしまった。歯石の除去。来週も続き。

 夜はDVD映画「川の底からこんにちは」。やっぱり傑作。

川の底からこんにちは [DVD]

川の底からこんにちは [DVD]

 ここ数日で読んだ本、3冊以下に紹介。

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)


楠山正雄の戦中・戦後日記―辞典編集・演劇・童話の仕事を誠実に追う

楠山正雄の戦中・戦後日記―辞典編集・演劇・童話の仕事を誠実に追う


楠山正雄の戦中・戦後日記追補ー文芸の志 明治・大正と磨き昭和に結ぶ (アマゾン文庫)

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