2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

01-008 文菊さんの独演会へ

昨年の秋口から、ふとしたきっかけで落語を生で聴くことが多くなった。それまでも落語は嫌いではなかったし、昭和の名人と称される噺家の高座を録音や動画で楽しむことがなかったわけではない。けれども、毎月のように欠かさず寄席に通ったり、特定の噺家の…

01-007 電子書籍の時代

世の中の流れは紙の書籍よさようなら、電子書籍よこんにちはである。こういう流れは変えられない。じつは先週から毎日1000字のエッセーを書き継ごうと本気になったのも、1000字エッセーが200本くらいになったら一巻のエッセー集として電子出版す…

01-006 音楽と次元

あるとき劇場の椅子に座っていたら、近くのお客さん、もちろん若い人がこれから始まる芝居のことをさして「わたし、3次元ひさしぶりだわ」と言うので驚いたことがある。思わず、ふだん何次元に生きてるんだ?、とツッコミたくなったが、そのことを知人に話…

01-005 「塀の中のジュリアス・シーザー」

ツイッターなどのウエブツールが発達してから映画や芝居の評判がすこぶる怪しげなものになった。早い話がサイトはサクラの花盛り。批判的な見解を主催者が消してしまうのは人情として理解できなくもないが、ヨイショの御用感想でささやかな報酬を得ようなど…

01-004 女性とズボン

男性がはく下着の「パンツ」、女性がはくズボンの「パンツ」。彼氏とカレシの要領でアクセントに差があるようで、彼氏型が前者、カレシ型が後者だそうだが、字で書くとまぎらわしい。 フランスには女性がパンツを着用することを禁じる法律があったそうで、今…

01-003 洋食屋のトンカツ

その日、私はお腹がすいていた。歯医者の勧めで親知らずを抜いて、しばらく柔らかいものばかり食べていたので硬いものが食べたくて、しかもお腹がすいていた。だから、ときどきランチを食べる洋食屋さんで、硬そうなトンカツを食べている客がいたのを思い出…

1-002 カラシニコフ

4月の文学座アトリエ公演へ向けて稽古が始まったミシェル・アザマの『十字軍』には、パレスチナの紛争地域に生まれ育ち、愛し合ったり殺し合ったりする若者たちが登場する。その名前から察するよう、イスマイル少年はアラブ人(イスラム教にイスマイル派と…

1-001 隕石あるいは光のこと

ロシアに隕石が落ちた。ひときわ明るい光の玉が空に浮かぶ。それが糸を引きながらどんどん大きさを増し、衝撃的な閃光をはなって爆発する。予期せぬ出来事とはいえ、たまたま何かをビデオで撮影していた人がいるもので、一瞬の爆風でガラスが割れたり、天井…

12月14日(木)

12月13日(水) 【雑】基本的にのんびりさせてもらいました。 【書】でも、気持が「十字軍」のほうに向いてきたので歴史をちょっと調べながら文学座通信の原稿の準備。 【劇】ラジオで劇作家・演出家のジョエル・ポムラが話しているのを聞いていて、腑に…

2月12日(火)

【雑】あまり気にしなかったのですが、i-tunesにポッドキャスティングしていたラジオ番組が全然ダウンロードされていませんでいた。i-tunesが新しいバージョンに更新されたときに設定がかわってしまうのでしょうか、研究をしてやっとStudio Théâtre と Ateli…

2月11日(月)

【雑】1月の末までコメディの翻訳にかかっていて、その後すぐコルテスの修正入力にとりかかったもので、それを終えてさすがに脱力状態。たっぷり寝ても、昼間、疲れが出ますね。 【劇】サントリー美術館へ「歌舞伎 江戸の芝居小屋」展を見に行きました。こ…

2月10日(日)

【書】笑話原稿を8枚。ネタ本からのアレンジだけでなく、最近はオリジナルもひとつ混ぜています。掲載されるとは限りませんが。 「黒んぼと犬たちの闘争」の校正を反映させて送信しました。予定では夏に福岡でリーディング公演、秋にはやはり福岡で本公演。…

今週の授業のフランス語の歌

Alain Souchon - Rive gauche (clip officiel)

2月9日(土)

2月8日(金) 【雑】誕生日でした。たくさんの方から facebook にお祝いのメッセージをいただきまして、本当にありがとうございます。みなさんに返信できていないのですが、この場をお借りしてお礼申し上げます。 私が微々たる取り組みをしている密教の修…

2月7日(木)

2月6日(水) 【書】コルテス「黒んぼ」は56/70まで進んでいます。 【雑】大雪が降ると言われていたのに都心は肩すかし。それでも夕方、長い地下鉄のトンネルを抜けると中野は雪国だった。 【仏】ワインのフランス語第2回です。本日のお疲れさまワインは…

2月5日(火)

【仏】国立オープンスクール中級/上級。上級の読み物は時事ネタで、日本女子柔道の暴力的指導問題。「体罰」という日本語が「虐待」という意味のフランス語になっている。分かりやすい。犬とか動物が例文に出てくる表現だ。つまり指導者が選手をイヌネコの…

2月4日(月)

【劇】団十郎さんのご冥福をお祈りいたします。10月の初めに古今亭文菊の真打昇進パーティーの主賓としていらしたときが、お姿をじかに拝見する最後でした。そのときはもちろんとてもお元気でいらして、あいさつで、文菊が昔やっていたフランスのコメディ…

2月3日(日)

【書】笑話8枚、執筆中Youtubeでいろいろ寄り道が多かったので、けっこう時間がかかってしまいました。ほかにもやりたいことがあったのですが、断念。 【音】アレクサンドル・タローとエレーヌ・グリモーという、比較的名の通ったフランスのピアニストはお…

2月2日(土)

【書】「黒んぼと犬・・」の入力を40/70までやり、来週のフランス語の授業準備をし(これから原則的に土曜日に次週分をまとめてやることにしたい、と思います)、大学の成績も出し、となかなか盛りだくさんでした。 【音】昨日ダウンロードしたカストフ(ク…

今週(来週だけど)の授業のフランス語の歌。

Charles Dumont - Une Chanson

面白かったレポート「映像舞台芸術」8本骨子

今年の学習院大学「映像舞台芸術」講義レポートから面白かったもの8本 1.東京における落語興行の現状を数字に基づいて分析し、落語という舞台芸術の将来像を描いたもの。 2.チェーホフ「かもめ」の中にかもめが出現する4つの個所を分析したもの。主張…

2月1日(金)

【書】今日は「黒んぼと犬・・」は10ページ分をチェックのみ。ほとんど入力ができませんでした。ちょうど作品の中ほどのところなのですが、黒んぼのアルブリーはウォロフ語という部族語をしゃべります。相方のフランス人女性レオーヌはなぜかドイツ語(し…

1月31日(木)

【雑】柔道界がたいへんなことになっているようで、とうとう女子柔道の暴力監督さんが辞任することになりました。ところで昨日からやたらにテレビで流れている柔道連盟の偉い人の謝罪会見VTRを見て、おやっ!と思ったのですが、小野沢さんという専務理事…