2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

しびれるフランス語3

映画字幕の名翻訳家、秘田余四郎の伝記『字幕の名工』(高三啓輔著)が出たので読みました。「天井桟敷の人々」から、秘田の名訳をたっぷり味わえる一節です。 Facile de s’en aller, et puis de revenir. Vous partez, on vous regrette, le temps travaill…

しびれるフランス語2

Les autorités admettent que trois coeurs nucléaires ont fondu et que les cuves ont été transpercées. 政府は3つの炉心溶融と格納容器に穴が開いたことを認めている。 この表現のスバリ感と明晰さ、何も解説の必要がありません。

2011年09月13日のツイート

@yasushitombo: 【雑】さすがにこんなお化け猛暑の日に授業をすると、バテます。暑いよぅ?!2011-09-13 17:03:17 via Keitai Web

9.11と3.11のメモリアルの日に放談!

とんぼ氏:10年前だね、NY同時多発テロ。 メガネ君:ああ、あの頃のことで覚えてることがあるかい? と:ああ、翌日、フランス語を教えに行っていた高校で延々とユダヤ教、キリスト教、イスラーム教の歴史的な成立を話し、さらにはイスラームとアメリカ社…

2011年09月11日のツイート

@yasushitombo: 【雑】新宿では某作家がアジテーターとして反原発デモを挑発したらしい。霞ヶ関では反原発ハンストに入った人々がいる。デモやストは「非暴力」の抵抗運動だと言われる。しかし「アジ」と「断食」は本当に非暴力か?私にはそれらに対する民衆…

佐藤忠男『長谷川伸論 義理人情とはなにか』

メガネ君:すごい名著を知らずにいた。それを読んだ。佐藤忠男著の『長谷川伸論−義理人情とはなにか』だ。岩波現代文庫に入っている。ある研究会で紹介発表があったので読んでみたら、すごく面白かった。 とんぼ氏:月末に日本演出者協会でやるリーディング…

2011年09月10日のツイート

@yasushitombo: 【雑】娘の高校の国語の教科書に、まだ載ってるのか!と驚いた中島敦の「山月記」。1行に注釈が3つもないと分からない漢語だらけ。誰の陰謀で載せ続けているのか?学校の先生いわく、主人公がトラになってウサギを食う場面ゆえ、阪神タイガ…

とあるミュージカルを見まして・・・

とんぼ氏:ミュージカルを見てきたよ。あえて何を見たか、言わずにおくよ。で、思ったんだが、日本でのミュージカルのプロデュース公演は危機的な状況にあるのではないか? メガネ君:四季とか宝塚とか、劇団公演としてやるものじゃなくて、寄せ集めでキャス…

2011年09月09日のツイート

@yasushitombo: 午後は、あうるすぽっと。ミュージカルです。2011-09-09 11:52:38 via Keitai Web

歌で覚えるフランス語 2

Comme d’habitude Claude Françoisこれ、実はシナトラが歌って超有名な「マイウェイ」の元歌です。クロード・フランソワという歌手が歌ったんですが、元の詩がびっくりなんです。 夫婦かな?とにかく、男が朝起きると同じベッドの女が「おはよう!」・・・な…

Studio Théâtre から 2011,09.02

まずは私も翻訳した作品がある、ミシェル・ヴィナヴェールさんが登場しています。お元気そうな声を聞けて嬉しいです。『2001年9月11日』の再演がパリ市立劇場ほかで行われるので、その紹介です。テクストにおける音楽性や声の重要性について話をしています。…

歌で覚えるフランス語 1

Autour de moi Célie Dion 私の周囲に セリーヌ・ディオンJe reste dans un tout petit village 「私」は「留まって」いるのですね。「いる」という意味とそれほど違いはないと思います。あるいは、都会に行かずに故郷にいるという意味なのでしょうか? とも…

しびれるフランス語コレクション 1

Je me sentais vraiment mal dans ma peau et donc bien sûr mal dans la vie, je suis partie de chez mes parents. 私は自分自身にも、だからもちろん人生にも違和感があったから、親元を離れました。 peau「肌」を辞書でひくとびっくりするような熟語が並…

ワインを読む 2 Dégustations 1001より

Châteauneuf-du-Pape, Cuvée du Vatican, "Réserve Sixtine", 2008 すばらしい黄金色の外観にたちどころに惹きつけられる。その魅力はレモンやマンゴーの香りのなかを漂う、かすかなアニスの香りに引き継がれていく。繊細で長い後味のワインであり、かなり余…

2011年09月07日のツイート

@yasushitombo: 【雑】コンビニに青のボールペンが売ってない!愛用者として困る!また少数派になってしまった。2011-09-07 11:15:44 via Keitai Web @yasushitombo: 【雑】日曜日に、いつもの先生じゃないクラスでヨーガをやったら、いつもと微妙にちがうこ…

2011年09月05日のツイート

@yasushitombo: 【劇】本日の演劇史研究会。佐藤忠男著『長谷川伸論 義理人情とは何か』を読む。これ、イヤというほど日本が分かっちゃう。2011-09-05 18:27:27 via Keitai Web @yasushitombo: 小伝馬町から東池袋まで、三ノ輪経由で都電移動した。長谷川伸…

フランスから今の福島を見る

とんぼ氏:こりゃあ面白い記事をみつけたぞ。フランスの社会党系の「リベラシオン」という新聞のジャーナリストが独立して始めた「Rue 89」というWeb新聞があるんだ。これは日本にも強力な支援組織があって、日本語版まで充実している。 メガネ君:紙媒体に…

『ショパン 知られざる歌曲』小坂裕子

とんぼ:ショパンの歌曲に着目して、それを軸にしてショパンの生涯を語る、という面白い本だ。生涯の追い方としてはオーソドックスなのだが、人生の局面が歌曲のトーンにくっきりと現れているのは、これは面白い発見だろうね。 メガネ:せっかくだから何曲か…

2011年09月03日のツイート

@yasushitombo: 【書】今日は18ページ分書き直した。がんばったぞ!机にへばりついてる不健康な生活だが、気持ちだけはエラく体育会系。このギャップでかつて体を壊した。気をつけよう。2011-09-03 21:25:14 via web @yasushitombo: 【書】こっちもプロだ…

ラビッシュ全作品リスト

(太字はラフォン版選集に収録されている作品) 1837 La Cuvette d’eau 1838 Monsieur de Coyllin ou l'Homme infiniment poli Le Capitaine d'Arcourt ou la Fée du château L’Avocat Loubet (drame) 1839 La Clé des champs (roman) La Forge des châtaign…

ラビッシュとは何者か?

ウジェーヌ・ラビッシュEugène Labicheは19世紀フランスの劇作家です。生涯に165本(判明したもののみ)の、ヴォードヴィルと呼ばれる喜劇を書きました。「ヴォードヴィル」というのは、後にアメリカで「寄席芸」の意味で使われるようになりましたが、ラビッ…

『笑いーその意味と仕組み』エリック・スマジャ(文庫クセジュ)

メガネ:コメディの翻訳なんかやってると、こういう本を読んでおきたくなる。 とんぼ:「笑い」についての理論書か? メ:理論書にはちがいないけれど、古今東西「笑い」がどのように考察されてきたかを概観できる本と言ったほうがいい。特に著者の新説が披…

『瞑想ヨーガ入門』 綿本彰著

とんぼ:直接の師弟関係なんて言ったらおこがましいけど、綿本先生は一応、私の唯一の趣味らしい趣味、ヨーガの先生だからね。 メガネ:「瞑想ヨーガ」って言うんだ。 と:そうさ、綿本ヨーガの目的は自他を超えた、我の素材そのものとしての「意識」の状態…