三塔舎日誌

131日(金)

 まだ外出禁止。家人もとうとう熱を発し、肺炎になってしまって寝込んでしまった。インフルエンザではないと医者は言うが・・そういうわけで、わたしは平熱ではあるが自宅軟禁状態、あるいは「インフルの幽閉者」というサルトル的状況にいる。

 今日はアングレームのマンガ祭で起こった韓国の「従軍慰安婦マンガ」をめぐる騒動について、これは緊急事案として調べる。あえてこういうサブカル的な国際交流の場(本来は政治緩衝地帯なはずだ)に「きわめてデリケートな」(外交用語)問題を公的に(大臣派遣で)持ち込む韓国のパフォーマンスも度が過ぎると思うが、こういう事態にまで火種を大きくしているのは我が国の首相の言動にほかならない。反対の署名運動などもあったようだが、右翼系のマンガ団体が抗議活動をしに行っていることまで含め、外務省や文化庁が先手を打って双方をトーンダウンできなかったのは痛いミスと言えよう。

 白水社の旧著「フランス語のしくみ」を増補改定するので通読。前半のぎこちない記述に朱を入れた。今後は出版社のHPに音源を入れて、付属CDを付ける形はやめにするそうだ。

 

21日(土)

 笑話の原稿執筆、送信。

 八王子にある磯沼ミルクファームについて調べる。小規模ながら良質な乳製品を作ることで、人間と牛の共存を考える牧場。来月、わだえみワインスクールで見学、チーズ&ワインの会をこの牧場で行う。

 目下再演中だが見に行けない井上ひさし「太鼓たたいて笛吹いて」を電子書籍で読む。これは引き締まったいい戯曲だと思う。

 ヨガのwaka先生が綿本スタジオを離れることになり、急なことでいささかショックを受ける。私がメインで通っている八丁堀のクラスは今までどおりに続く。

 

22日(日)

   今日いっぱい外出禁止とさせてもらった。明日の授業準備。