1月27日(日)

【書】日曜日なので笑話の原稿を書きました。戯曲翻訳が1本あがったので楽をしたいところですが、今月末までに文学座通信の3月号にミシェル・アザマ「十字軍」(4月アトリエ公演)のことを5枚書かないといけません。その翌月も3枚書きます。で、何を書こうか考えているんですが・・・この公演にはトークが3回つきますから何もかも書いてしまうわけにはいきませんし、かと言ってだいたいの作品解題は翻訳書の巻末に書いてしまいましたしね。現代フランス演劇論っていう紙面じゃありませんし、エッセー風では気が抜けますしね。どうしましょう、もうちょっと悩ませてください。

【劇】じつは昔、頼まれて(詳しいいきさつは忘れてしまったのですが)モリエールの「女学者」を翻案して書き換えた原稿があったのです。原作は学者気取りの母親を笑いのめす作品なのですが、それを「ファミレス経営の女実業家」に仕立て上げて書きなおしました。悪いコンサルタントに裏切られて会社が買収されてしまう、という話に娘たちの結婚をからめました。原作のまま使えるところは原作のせりふを短くアレンジして使っています。歌も何曲か書きくわえてミュージカル風にしました。

 この私の戯作を覚えていてくれた人がいて、秋に銀座みゆき館で上演してくれる運びとなりました。さまざまな年齢のアマチュア役者たちにプロを少し加えた陣容になるのだそうです。楽しみです。

【音】アンネ=ゾフィー・ムター(バイオリン)がパリのシャンゼリゼ劇場ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲の連続演奏会をやった録画を発見しました。ライブ録音のままCD化されています。とてもいいです。全部で5時間くらいあります。


Anne-Sophie Mutter plays the complete violin sonatas by Beethoven, part 1 (Orkis).
Anne-Sophie Mutter plays the complete violin sonatas by Beethoven, part 2 (Orkis).