1月25日(金)

【書】「悦ばしき結婚」の第一次翻訳を脱稿させました。どんなあらすじなのか簡単に説明すると、独身貴族のアンリに莫大な遺産が転がりこむのです。けれどもその相続にはひとつだけ条件がついているのです。それは1年以内に結婚して、しかも1年間結婚生活を続けることです。アンリにはガールフレンドからひとりを選んで結婚する気はありません。そこで友人の弁護士ノルベールが入れ知恵をして、アンリに男の友人と形だけの結婚をすることを勧めるのです。白羽の矢があたったのは売れない役者のドド。ドドの合意でふたりの結婚生活が始まります。

 そこへやってきたのはアンリの父親。男同士で暮らしている息子を見た父は衝撃を受けます。じつは父親こそ、今まで本性を隠していたゲイだったからです。さらにはアンリの女の恋人エルザも登場。アンリはエルザに、ドドが知恵遅れの弟だと嘘の説明をします。すると子供たちの会にブタの着ぐるみで出演することが決まったドドが登場。着ぐるみのドドを見てエルザは妙に納得してしまうのです。ところが今度は父親がやってきます。アンリはエルザを弁護士ノルベールの妻だと、またしても嘘をつきます。ところが今度はノルベールが自分の本当の妻と離婚すると言ってやってきます。エルザとノルベールは初対面なのに仲直りをする夫婦の演技をしますが、とうとうすべてがバレて・・でも、アンリはドドと離婚した後、エルザとの結婚にこぎつけます。

 フランスで同性間結婚はまだ認められていませんが、現社会党政権は成立を公約にしています。