ワインを飲む3

Entre-deux-Mers-Haut-Benauge, Château Fongrave, 2007
緑色がかった輝かしい外観が目立つ。が、しだいに魅力が増してくる。花の複雑な香りが際立つからだ。口当たりは華やかで、レモンと杏の味が混ざってくる。出来のいいワインで香りも繊細である。
保存3年以内。料理、ホタテ貝、川鱒のアーモンドかけ

Bordeaux sec, Château Lamothe de Haux, 2007
グラスに注ぐと鮮烈な黄色に輝く。それがすでに幸福の始まりだ。その後も幸福だ。香りは豊かな花、あるいはトロピカルフルーツ。マルメロの香りもある。ふくよかさと繊細さをそなえ、そこから乾燥あんずの香りもする。なめらかさは理想的で、心地よく魅力的だ。大袈裟に言うわけではない。
保存3年以内。食前酒としても、また料理にはホタテ貝、スズキのグリル、スモークサーモン

Sauternes, Château de Coy, 2005
3つのブドウ品種の良いマッチングを味わいたい方にお勧め。オレンジ色がかった黄色い、やや琥珀色のすばらしい外観である。香りは花とアーモンド。ミュスカ(品種)の味わいがして、オレンジ、ヘーゼルナッツ、生アーモンドの風味がある。魅力的でバランスが取れたワインで、ステキなひと時を過ごせるでしょう。
長期保存可能。食前酒としても、また料理にはフォアグラのテリーヌ、ロックフォール

Sancerre, Domaine Daniel Reverdy Et Fils, 2009
明るい縁がある、小花柄の生地のような美しい外観。ヴァニラの香り、その後、わずかに燻製香がする。口当たりはすばらしく、まろやかで、やや酸味がある。その後、またヴァニラの味が戻ってくる。万人に愛されるピノ・ノワール(品種)。
保存6年以内。料理には鶉のロースト。

Anjou rouge, Domaine Saint Arnoul, 2009
クリーム・ヨーグルトとブラック・ベリーの入った籠のフルーティーさを合わせると、このワインが醸し出す華やかな香りを想像できるだろう。口当たりにはまだフルーツの味が残るが、しだいにさまざまな心地よい構成要素が口の中に広がってくる。したがってジューシーな牛肉の赤身が、少々トウガラシの味がする肌理と完璧に合う。
保存6年以内。料理にはボーフォール(チーズ)、牛のヒレ肉、リブロースのステーキにセップ茸。
Chinon, Domaine Des Millarges, "Les Trotte Loups", 2004
石灰華の醸造所で、オーク樽で9ヶ月かけて熟成させている。まさにこれぞシノン(品種)という口当たりだ。2つの品種がすばらしくブレンドされていて、とても心地よい絹のような後味を残す。
深い色の外観。香辛料系の香り。下草の香り。濃厚なワインで、樽の焦げたような香りもする。
長期保存可能。料理は燻製ソーセージとレンズ豆の煮込み。ウサギの狩人風。クロタン・ドゥ・シャヴィニョル(チーズ)