ラビッシュ

オム・アルメ通り8番地2号 第4幕

第四幕 (中庭に門番の番屋が大道具で組まれている。番屋は上手側にあり、室内が見えるようになっている。番屋の大きさは舞台のほぼ半分を占めている。番屋の真ん中には、だるまストーヴとその排気管。上手奥には別の部屋に通じる扉。下手には中庭が見えるガ…

オム・アルメ通り8番地2号 第3幕

第三幕 (さまざまな様式の家具がならぶサロン。上手にはソファー、下手には紙、ペン、インクが置いてあるテーブル。上手奥には小さな円卓。その上には、使い込んだパイプ、酒瓶とグラス2個をのせた盆。円卓の下手側には平椅子とひじ掛け椅子。奥と上手に扉…

ウジェーヌ・ラビッシュ作 オム・アルメ通り8番地2号 第二幕

第2幕 (舗石をはがされた中庭・舞台奥は通りに向かって開け放たれた表門。下手の手前には建物への入り口。上手の手前には門番の宿舎へと通じる通路。表門の両側は新しく塗り直されている。舗石、ベンチ、材木が置かれている。上手には火が焚かれている。下…

ウジェーヌ・ラビッシュ 作 オム・アルメ通り8番地2号 第一幕

オム・アルメ通り8番地2号 ウジェーヌ・ラビッシュ 作 佐藤 やすし 訳 登場人物 シュヴィヤール(レストランのオーナー) クリケ アントニー(公証人見習い) クルヴェット爺さん(門番) グルヌイヤール(新聞記者) フォランビュッシュ氏 紳士 歩哨 軍の…

ラビッシュ全作品リスト

(太字はラフォン版選集に収録されている作品) 1837 La Cuvette d’eau 1838 Monsieur de Coyllin ou l'Homme infiniment poli Le Capitaine d'Arcourt ou la Fée du château L’Avocat Loubet (drame) 1839 La Clé des champs (roman) La Forge des châtaign…

ラビッシュとは何者か?

ウジェーヌ・ラビッシュEugène Labicheは19世紀フランスの劇作家です。生涯に165本(判明したもののみ)の、ヴォードヴィルと呼ばれる喜劇を書きました。「ヴォードヴィル」というのは、後にアメリカで「寄席芸」の意味で使われるようになりましたが、ラビッ…

動画紹介 ラビッシュ『貯金箱』

ラビッシュのヴォードヴィルをこういうふうに現代風に上演する、歌つきの軽喜劇上演のお手本のような公演です。カンパニー・アマゾンというフランスの劇団です。